私のからだが教えてくれたこと

日々の気付きや暮らしの手仕事のこと

やりたいことを、今、できる範囲でやる

note記事(2021/4/29)から転載

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SNSはほとんどやっていないし、そもそも自分の意見を他人に伝えるのは苦手だ。

なので、こうやって自分の思っていることを記事にして公開するなんてことは、少し前までは考えもしなかった。

それが、急に「やってみようかな」という気になった。

きっかけは、いくつかある。

 

1つ目は、体調を崩してから、人と関わることがとても少なくなってしまったこと。

療養生活が長引くにつれ、知り合いや友達とはどんどん疎遠になっていった。

相手からの連絡も来なくなったし、自分からも距離を置いた。

私が普段コミュニケーションを取っているのは、家族と病院の先生と、僅かな親しい友達だけだ。

外側の世界との関係が薄れていく一方で、自分の内側とは日々対話をして理解が深まっていく。

そうすると、思いは内に溜まるばかりで、自分の中にずっと抱えているのが何だか苦しいような気分になってきて、外に出したいと思うようになったのだ。

 

2つ目は、やりたいことを、今、できる範囲でやろうと思ったこと。

体調を崩して間もない頃は、すぐに良くなるだろうと思っていたから、「元気になったらあれしよう、これしよう」なんて気楽に考えていた。

でも、何年経ってもどれだけ治療をしても、一向に良くならない。

その事実に、私が思い描いている「いつか、元気になったら」はやってこないかもしれない、そう思うようになった。

永遠に来ない「いつか」を待ち続けるのは辛すぎる。

私は「今」やりたいことをやって、幸せになりたいのだ。

でも、体がしんどくて思うように動けない私はやりたいことはあっても行動出来ない。

5分も外を歩けばぐったりとしてしまうのだから。

なら、どうしよう?

と、ふと思い付く。

「直接的に自分が何かをしなくても、自分の意見を表明することや、私がやりたいと思っていることをやっている人を何らかの形で応援するだけで、間接的にではあるけれど、私はやりたいことをやっている、ということになるのではないか?」

私の思いが同じようなことを考えている誰かに届いたなら、もしかするとそれがその人を勇気づけて、何かを行動する後押しとなるかもしれない。

もし既に行動している人であれば、応援を受けて更に頑張ってくれるかもしれない。

私の代わりに。私は今は後方支援をしているんだ、と思うようにした。

 

最後に、私が時々食事や栄養についてアドバイスを頂いているカウンセラーさんの言葉。

「元気になったら、じゃなくて、もう今やったらいいんだよ、元気になっていくその途中経過を知りたい人も絶対いるから。大体、元気になったら忙しくなっちゃって、発信なんてする時間ないよ。」

そっか、ゴールした人の言葉じゃないと説得力なんて無いし必要とされないんじゃないか、と思っていたけど、ゴールに向かっている人の言葉も何かしら誰かの役に立つかもしれない。

実際、私も、ゴールに向かって少しずつ前進しているいる人達の言葉に勇気付けられてきたわけだし。

そして、確かに、私にはやりたいことがいっぱいあるので、元気になったらこうやって発信することも無いだろうなぁ、と思った。

そんなわけで、いつまで続くか分からないけど投稿してみることにしたのだ。