私のからだが教えてくれたこと

日々の気付きや暮らしの手仕事のこと

薬について振り返る。今までに飲んできた薬

note記事(2021/4/30)より転載

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今まで数年間、内科・総合病院の女性外来・整形外科・婦人科等、大きい病院から小さなクリニックまであちこちを渡り歩いてきたけど、どこの病院に行っても「異常無し」と言われる。

こんなに体がしんどいのに、西洋医学的には私の体は「正常」とされることにいつも納得がいかない。

症状から一番近いと思われる慢性疲労症候群線維筋痛症で診てくれる病院を受診したいのだけど、地元には診てくれるようなところはなく、比較的近隣で見つけた専門医のいる病院も、患者が増えすぎて新規患者は受け付けられないと断られてしまった。

そもそも慢性疲労症候群線維筋痛症だったとしても、今のところ有効な治療方法は確立されていないから、結局対処療法しかないんだよ、と何人かの医者に言われた。

そんなわけで仕方なく今も心療内科に通っている。

今までに処方された薬を、心療内科で貰ったものを中心にまとめてみた。

 

漢方薬補中益気湯芍薬甘草湯、加味逍遥散、当帰芍薬散、人参養栄湯、真武湯、香蘇散、滋陰至宝湯、当帰四逆加呉生湯、酸棗仁湯、加味帰脾湯、柴胡桂枝乾姜湯、抑肝散加陳皮半夏、甘麦大棗湯、炙甘草湯、六君子湯

 

これ以上出せる漢方薬はもうないと言われてしまったので、止めた。もしかするとオーダーメイド処方の漢方なら効果があるのかもしれないが、正直あまり期待できないので試していない。

 

【西洋薬】デパスリボトリール、リーゼ、メイラックスサインバルタトレドミンドグマチールエビリファイ、クエチアピン、オランザピン、ジェイゾロフト、レクサプロ、リフレックス、ラツーダ、リーマス、トリンテリックス、睡眠薬各種(ベンゾ・非ベンゾ)

※一度に1種類、たまに2種類服用

 

そもそも精神薬というものは根本的に治してくれるものではないというのは分かっていたので、出来るだけ飲みたくなかった。

でもあまりに体が辛かったので、すがる思いで飲んだ。いくつかは一時的に症状を楽にしてくれたが、すぐに効かなくなり副作用だけが残ったので止めた。

他は効果はないのに副作用や離脱症状だけはしっかり出たりするものだから、無駄に苦しんだ。

睡眠薬に至っては眠れるようになるどころか、結果的に不眠を助長するだけだった。

中枢神経に作用する薬の怖さを身をもって知った。

その他にも内科や整形外科等で処方された痛み止め等色々試してきたが、どれも症状を和らげてはくれないし、治癒に結び付くこともなかった。

 

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とにかく私の体はことごとく薬を受け付けない。

これだけ飲んでみても良くならないんだから、もう薬は助けにならないだろうな…と思っている。

むしろ、「薬ではない別の方法を探してね」という体からのメッセージのようにも感じる。

主治医はまだ処方できる薬はあるとは言うけれど(彼は一貫してうつ病の身体症状だと主張している)、最近はそれも少し揺らいでいるのが見てとれる。

少し前に「一度別の病院でセカンドオピニオンを貰ってみて」、と言われたのだ。

医者からそんなことを言いだすなんて、すごいことだと思う。

「もしかすると自分が見落としている何かがあるかもしれないから」と。

びっくりしつつ、医者として誠実な態度だなぁと感心もした。でも、もはやどこの病院に行って良いかも分からないし、何だか見捨てられてしまったような気もして、少し悲しさも感じるのだった。