私のからだが教えてくれたこと

日々の気付きや暮らしの手仕事のこと

大人かわいいパーマンバッチ

note記事(2021/11/12)より転載

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ずっとパーマンバッチが欲しかった。(おばさんの告白)
しかも、大人が付けても違和感が無いようなやつ。

一見気付かないけど、良く見たら「あれ?それ、もしかして…パーマンバッチ?!」みたいな感じがよい。

パーマンバッチは昔ガチャガチャで売っていたようだけど、色鮮やかなプラスチック製なので、大人が付けるにはちょっと気が引ける。

いや、大人が付けてても良いんだけど、私には堂々と付ける勇気がない。

初め、皮で作ろうかと考えた。でも、皮仕事はそれ用の道具を揃えないといけない。

でも他に皮で作りたいものも思い付かないし、それっきりになってしまいそうで勿体ないかなと思って止めた。(キャメルのパーマンバッチはきっと素敵。)

が、ある日創作の神様からアイディアが降りてきて、ビーズ刺繍で作ることにした。

子供の頃から手芸や工作が好きで、幸い大体の道具は揃っているのですぐに着手できた。

初ビーズ刺繍、下書きをフェルトに写して、もくもくと針を差す。

これに限らずだけど、何かを作っている間は没頭してしまって瞑想状態になれる。

私にとって大切な時間だ。

不思議とこの時は体の痛みも遠のく。(もちろん、体のしんどさが勝って何も出来ない事もある。)
心頭滅却すれば火もまた涼し」というのは、完全に目の前のことに集中することによって体感出来るのかもしれない。

ちなみに、「大人女子」とか「大人かわいい」とかいう言葉は、自分の目指すところではないし、いまいち好きじゃない。
私の憧れる女性は、草笛光子さんのような凛としたたたずまいの方。(御年88歳!)と同時にチャーミングな面もあり、とても魅力的。

でも、大人かわいい、というのとはなんだか違う。

ただ、出来上がったパーマンバッチを見て、私の貧しいボキャブラリーではそうとしか言いようがないので、それで良いことにする。

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あとはこれを付けてお出かけ出来るようになることが目標だ。