手ぬぐいで赤ちゃん用甚平を作る&縦模様の場合のパンツ型紙の取り方案
note記事(2021/11/14)より転載、一部修正
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小さな子供がいる友達へプレゼントするために、手ぬぐい3本で赤ちゃん用甚平を作った。(洋裁を習い始めたと言いながら、時々ビーズ刺繍をしたり和裁をしたり横道にそれている。)
季節感は完全に無視だけど、こういうのは「作りたい!」という勢いが大事なので、良しとする。
※左のキウイ模様のは100均手ぬぐいで作った試作品。見た目は可愛いけど、全面顔料染のせいかゴワゴワして生地質としては悪い。繊細な赤ちゃんのお肌のことを考えると、プレゼントは出来ない。残念。
作成にあたっては、こちらの本を参照した。(上着のみ)
「きものの仕立て方 職人に学ぶ、一つ身じんべえ、浴衣から、ひとえ長着まで」小田美代子/著
ちなみに、この本は、和裁超初心者にはおすすめはしない。
私は以前和裁教室で浴衣を仕立てたことがあり、基本は理解していたので本を見ながら縫えたけど、ところどころ説明が分かりづらい。
それでも寸法が鯨尺表記の本の中では分かりやすいと思う。
cm表記でないと分かりにくくて嫌!という人が大半だと思うけど、私は最初に鯨尺で習ったためそれに慣れてしまって、cm表記だと逆に混乱してしまう。
慣れると尺貫の寸法ってすごくしっくりくるんだけどな。
とにかく、鯨尺表記のわかりやすい和裁本を探しまくってようやく見つけた貴重な一冊なので、私はお気に入りだ。
それで、問題は、パンツ。
手ぬぐい3本で作る場合、パンツは1枚で作るわけだけど、だいたい皆さん半分に切った手ぬぐいを横に使って、いわゆるショートパンツの型紙で布をカットし、ミシンで縫っている。そうすると、縦模様の手ぬぐいの場合、上着は縦模様、パンツは横模様となってしまう。
うっかり私の買った手ぬぐいは縦模様だった…
前述の本には、手ぬぐいを縦に使った著者考案のパンツの作り方も載っているのだけど、どうしてもパンツの幅にゆとりが少ないのが気になるし(おむつの上には厳しそう)、パンツは丈夫さを優先してミシンも使いたい。
そんなわけで、手ぬぐい布を縦に使うやり方で、ある程度パンツの幅にゆとりがあり、かつミシンで縫う(手縫いもOK)パターンを考えてみた。
要は、3枚はぎのトランクスである。
パンツ丈がどうしても短くなってしまうのが気になるけれど、暑い季節に着るものだしまぁいっかな、と思う。
今は洋服地を使って作る人がほとんどだと思うので、あまり需要はないかもしれないけれど、もし私と同じように「縦模様の手ぬぐい1枚を使って甚平パンツを作りたい!」という人がいれば、こんなやり方もあるんだなー、と参考になれば嬉しいです。
もしくは、上記の本を参考にしてみて下さい。
早く暖かい季節にならないかな。